田崎以公夫氏が樋渡武雄市長に対して行った公開質問状(全文)

先の市長選挙に立候補された田崎以公夫氏が、樋渡武雄市長に対して公開質問状を提出されましたので、ここにその全文を掲載します。

たび重なる樋渡市長の暴言の撤回を求め、質問いたします

平成26年6月27日

武雄市北方町 田崎以公夫

さる6月9日、武雄市議会一般質問においてのあなたの態度に唖然としました。民主主義のなんたるやをわきまえようとしないあなたの答弁を聞かされたからです。江原議員の質問に対して、「なぜ、あなたに言わなかったか、あなたを信用していないからです。」と答えられました。江原議員が学校教育の重要な変更について、議会に計らず、市民に説明することもなく進めるのは、いかがなものかとの指摘にたいしてのものです。
あなたは(議会の信用のできるグループには話をしているから、議会の判断ぬきにやっているという認識はない)との趣旨の答弁につづけて、「」のように開き直られました。
わたくしは、あなたが首長としておこなった言動の二つの過ちについて、本質的な点を問いただしたく思います。率直にお尋ねしますので、簡潔にお答えください。

①「議会での信用を受けるグループには、何度とわたって去年から話をしております」と言われていますが、あなたは議会議員を色分けされているのですか。あなたの気に入る議員グループには、大事なことは筒抜けするが、そうでない議員には情報を隠してもいいというお考えですか。
情報をもとに、一部の特定の役職にあるものとおこなわれる密談は「談合」といいます。世間一般の常識です。あなたがおこなっていることは「談合」にあたるのではありませんか。

②あなたは江原議員を指して「なぜ、あなたに言わなかったのか、あなたを信用していないからです」!なんという言い掛かり、我が耳を疑ってしまいました。まるで、「あなたを議員だと思わない。市民代表として認めない」と言っているも同然ではありませんか。
この暴言は、4年前の場面を想起させます。平成二二年九月議会での出来事です。同じく江原議員の一般質問にたいして、「ああたは質問する資格がない」と絶叫されました。私たち市民が選挙によって選んだ市議会議員はすべて市民の代表です。代議制のもとでは市民は直接、執行部と論じ合えませんから、私たち市民は議員を通してしか意見を述べることができません。議員の発言はすなわち市民の発言です。その議員にたいして「発言の資格なし」は私たち市民に「黙っとれ!」と聞こえました。あなたは発言を撤回されましたが、やっぱり、本性がまた現れたというのが、今回のわたしがうけた率直な印象です。たとえ、あなたが信用していないとしても、江原議員は市民から立派に信用を受けています。あなたの発言は市民を信用しないという事ですか。「市民が主人公とは思っていません」と雑誌インタビューに答えられたあなたですから、いまさら、驚くまでもないことですが、公開の市議会でのこの暴言は容認できません。あなたはこの発言を撤回するお考えはありませんか。
加えて、申し上げますが、公の場でのこの首長発言は重大な人権侵害に当たります。侮辱罪、名誉棄損に該当する可能性も否定できません。慎重に対処されることをお薦めします。

7月10日までに文書にて、ご回答いただきますようお願い申し上げます。

以上

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